【読了】多動力

ホリエモン著「多動力」を読んだので読書評的な。
Amazonのランキングにも入っていて、すごく売れているようですね。
そのせいか、最近ツイッターとか見てるとやたらと感想みたいな、インスパイアされたみたいな投稿が流れてくる訳ですよ。(まぁホリエモンをフォローしているので、リツイートされているのを目にする機会が単に多いと言えるんだけど…)
大体の感想が、「勇気が出ました!」みたいなものなんだけど、果たして本当にそういう本か?と…どう感じるも自由なんんだけど。
私からすると、勇気が出るというより、むしろやっぱりあれだけ突き抜ける人はそれだけストイックなんだな〜と感じて、なかなか凡人には真似できることじゃないな〜と思ってしまったw

ホリエモンが主張していることは、
・これからはあらゆる産業のタテの壁が溶けて、各業界を股にかける「越境者」が求められる
・「越境者」になるためには、一つの仕事にとらわれていてはダメ
・自分の時間を捻出し、複数の肩書きを持ち、自分の市場価値を高めよう
ということ。
そのための方法論として、「これをやってみよう!」というコーナーが設けられていたりして、実用的な雰囲気になっています。

要は、いかに無駄を省き、自分の時間を確保し、自分の好きなことに没頭し(1万時間が目安)、さらに別のことに没頭するか。3つの肩書きがあれば、とてつもなくレアな存在になれます!という話。
これは本当にそうだと思う。1つの分野に長けているだけの人はまぁそれなりの人数いるけど(100人に1人くらいらしい)、それが2つ、3つとなると、1人/100人×1人/100人×1人/100人…といった具合にレア度は上がっていく。

しかし今から1万時間を費やせるほどハマれるものを見つけることがそもそも困難だと思ってしまった…w
昔はいろいろあったけど。私は元がオタク気質なので、語学の勉強にハマってみたり、アニメにハマってみたり、北欧神話にハマってみたり、エジプト神話にハマってみたり、平家物語にハマってみたり、動画編集にハマってみたり、HP作成にハマってみたり…なんか相当いろんなものにハマってきた記憶があるんだけど。
でも今同じような情熱を持ってハマれるようなものがあるかというと…なかなか難しいかなぁ。

この本では、日本の教育の弊害として、バランスを求めすぎる、ということが指摘されてるんだけど、そういう面は確かにあるかもしれませんね。
食事のときに、ご飯→おかず→味噌汁→ご飯→おかず→味噌汁…とバランスよく「三角食べ」をさせる習慣についても言及されていたけど、確かにそんなことあったなぁ。
ホリエモンの分析では、過度にバランスを押し付ける教育が「好きなことが見つからない」「やりたいことが見つからない」という大人を量産しているのではということです。そういう側面はありそうだなぁと思いつつ、環境のせいにしても仕方ないので、まぁ自分の子供には好きにさせてやるかくらいしか…w

でも本当に、1つのことだけやっててもしゃーないっていうのは真実だと思うし、どんどん変化が加速していく時代にあって、リードしていく人はこういう人なんだろうなと思いました。
勇気づけられたと言ってる人は、自分にそれだけのスピードがあると思っているのか…?どうにも、「飽きっぽい人は成長する」という言葉をそのまま鵜呑みにしているようにしか見えないw人も見受けられる…
ホリエモンの「飽きる」の前提には、「猿のようにハマる」(=1万時間を捻出するレベルで)があるわけで。単に上っ面だけなぞってハマっては飽きハマっては飽きしていても、何ものにもなれないだけだからな〜〜と、そんなことは自戒も込めて感じました。

なんというか最近、「自分を大事にする」ということと「わがままになること」、「我慢しない」ということと「努力しない」ということを混同している人が多いような気がして。
自分を大事にすることや我慢しないことは本当に本当に大事なことだと思うけど、やはり何かを成し遂げるためにはある程度ストイックに努力しないといけないし、自分の「何かを成し遂げたい」という思いを実現するために努力することは、ちゃんと自分を大事にすることにもなってるんだよと、言葉の難しさを感じます。
自分に向いていることであれば、ものすごく苦労しなくても楽しく稼げる(努力することが楽しいから)というようなことも、努力をせずに、自分がこれだけの価値がある!と決めた金額をつければ稼げる、というように解釈している人も見受けられるし。

しかしやはり何事も一朝一夕じゃなくて、正しい努力の上にこそ成功もあるんだと、まぁ〜ホリエモンってこんなすごい生活をしているのかと、ちょっと例示されたある1週間を見るだけでも驚きというかため息というか。

なんせホリエモンは刑務所の中でも1日もメルマガを欠かさなかったそうなので。
そういう人こそが成功できるんだとすると、やはり成功の道のりってのは険しいんだな〜とも思ったりした今回の読書でした。

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